• Nuforce Icon uDAC2+Pioneer VSA-LX70+ラステーム RSA-212というネットワークオーディオ環境を更新し、PCから直接、TEAC A-H01にUSBで出力し、フロントスピーカーJMlab Cobalt 826 Sから鳴るようにした。
  • 要は、ネットワークオーディオを聴くにもAVアンプを介していたのを、直接A-H01に出力するように変更しただけである。A-H01のラインインにはAVアンプのフロントスピーカーからのプリアウトが接続されている為、BDなどを試聴する際の7.1ch再生に支障は無い。
  • さて、肝心の音は、中低音が膨らむ印象でRSA-212のスッキリした印象とは異なる。どちらが良いかという判断は難しく、使い勝手の点では今回の構成に分がある。foobar2000で再生して今まで発生していた音飛びが無くなり、7.1ch構成でBDを試聴してみても破綻していなかったのでそれは意外だった。
  • 低音が出ているお陰で迫力が増し、出力ワットも倍増なので余裕がある感じで、そのくせデジタルアンプなので消費電力も少ない。iPhoneなどの出力を高音質で鳴らすのに、価格も安い最適であると思う。
  • そんな中、平沢進の新譜「現象の花の秘密」が届いた。

現象の花の秘密

現象の花の秘密

  • オリジナルアルバムとしては3年ぶり、通算12作目。先にAmazonの評価を見てしまって音が薄いのかと思って再生して間違いに気づいた。ストリングを多用した音の洪水に呪詛のように平沢の声が纏わり付いている。もうこれはジャンル分け不可能、平沢でしかない。
  • 印象的に三部作からアジアンミュージック、無国籍、宇宙と回ってまた三部作に戻り、迫力を身に付けたという感じで、平沢=テクノはもう古く、平沢=平沢なのだなぁと強く感じた。ピコピコは、-E付きで補完するべし