EK9_Type-R2009-04-26

  • Audio環境を更新してみた。
  • AVアンプのパイオニア VSA-AX4AHをAVセンターとし、改造したFLYING MOLEのDAD-M100pro HTをプリアウト接続して、フロントのLRとセンタースピーカーを繋いでいるが、ネットの記事を見たとたん、物欲があふれ出て、つい買ってしまったデジタルパワーアンプが今日届いた。http://www.rasteme.co.jp/のRDA-212である。
  • モグラがモノラルで100Wの出力であるのに対し、RDA-212はステレオで30W×2。スペックも価格もダウングレードというイメージだろうが、今回購入時の最大の理由はトロイダル電源と大容量コンデンサの採用。デジタルアンプは低発熱・高能率がウリだが、デジタルという特性上、無味無臭、よく言えば素直、悪く言えば味気ないという評価がある。しかし、今回のRDA-212はこれらを採用していることで、アナログアンプ的設計でもってこの辺を巧くこなしているのではないかという期待があったのだ。
  • ともあれ接続。毎度ながらAVアンプの後ろの結線は汚くて煩雑でゴミが一杯である。HDMIケーブルが出てきてからシンプルになったとは思うが、もう少し何とかならないものだろうか。音声と映像でケーブルは別々で、しかし劣化が無いという都合の良い配線が出てこないものか。そしてRCAピンが最低限しか無い機種も出てきても良いと思うのだ。
  • さて、音を出してみる。PS3を起動して、HDDに取り込んでいる音源を再生。…よく分からず。それよりもスピーカ同士のバランスがバラバラなので、AVアンプの音場調整機能MCACCでもってセッティングし直して、適当にヴァンゲリスのCDを挿入してアンセムを選曲。おーっとなんかいい音に聞こえる! もう少し聞き慣れたCDということで平沢進の点呼する惑星を再生。やはり音に暖かさを感じる気がする。音のニュアンスも変わって、個人的に好ましい感じになった。最後にBDレコーダーで録画したけいおん!を再生。AVアンプではNEO:6 CINEMAの設定だが、全く問題なく、気持ちよく視聴できた。
  • とりあえず、3時間ぐらい再生してみたが悪くない。というよりも自分の環境では改造黒モグラよりも好きな音が出ている。パワーアンプ増設を考えている方ならば選択肢に入れられる製品だと思う。出力の低さや、デザイン、価格の安さに引っかかる人はそもそも無視するであろう製品だが、AVアンプで2ch音源を聴かざるを得ない方には格安で劇的に音質を変えられるアイテムとして、味見してみてはいかがか。当方でもしばらく使用し、後日総括として感想を書き込んでみたい。