• "Re:Package livetune feat.初音ミク"が家に届いてからずっと聞きまくってます。いわゆるヘビーローテーション。何曲かはニコ動で見たことがあったし、何曲かは気に入ってDLしたものも含まれているので、まったく聞いたことがない曲というのは新録の曲ということになるんだろうけど、なんとも言えぬ感情や気持ちがわいてくるもんで、聞くたんびに鳥肌立てつつ、今も聞きながらこれを書いている次第。
  • あんまり知識がないので上辺で適当な事を書くけど、livetune初音ミクへの調教は神というレベルではない、らしい。たしかに音程が外れている、自然ではない、等々の意見を目にした。でもあえて、初音ミクの合成音声という部分を使って現在DTMで出来る範囲以内の曲とアレンジに合わせ、CD1枚を構成する世界が出来上がっている。個人的にこれが2008年のテクノポップの到達点だと思う。クラフトワークYMOあたりに影響を受けて、テクノ畑に飛び込んだ方々の目標は、手持ちの機材だけで1曲を作る、こんな所だと思う。シンセサイザーの進歩でフルオーケストラまで演奏出来るようになっても尚、肉声というのは難問であって、結局は肉声を録音して加工するか、リアルタイムで声を加工して流すといった方法が使われてきた。それが、合成音声の技術がここ数年でものすごく発展して、ついにはたかが10万やそこらのPC上で、このテクノロジを使って自由に歌わせることが出来る。これはなんと奇跡的で素晴らしいことか。これは、私が崇拝して特別扱いして止まない、平沢進曰くの、完全なる音楽のSIMだといえる。昔、ADPCMを使って声を出してたゲームなんかを遊んでた世代からすれば、もうなんていうか、問答無用でスゲーとしか云うしかないわけですよ。サンダーフォースとかね。
  • で、もちろん初音ミクのキャラクター性や合成音声ならではのロボっぽさなんてのもあいまって、嫌悪感を抱く者も多いわけで、これも冷静に考えれば理解できることだし、異論を申し上げる事でもないので、まぁ個人的には目の届かない所(個人の日記帳orファンサイトorブログのレス)でやって頂けると、私もムッとしなくてすむw。いやいや、そんな事が云いたいのではなく、これに続いて、他の初音ミクマスターの方々の作品が一般流通で買えるようになるように期待して止みません。ぶっちゃけ、フロアだの、野外イベントとかで流れるような、テクノ・エレクトロ・オルタネイティブには興味ありません。何枚かCD買って聞いてみたりしたんだけど、タイクツw。やはり、サビとかも盛り上がるようなPOPさが欲しいみたい。そして結構テクノポップという範疇の曲って少なくて、どうしても70〜90年代あたりがメインになっちゃう。ここ数年ではPerfumeがブレイクして活躍しているけど、もっと出て欲しいと思うけど、テクノは売れないらしい。でも、インディーズやニコ動を見てる分にはテクノポップってあふれかえっている気がするんですよ。なので、もっともっとって思っちゃう。
  • ここ最近買ったCDの中ではダントツにお奨めの1枚、値段も2,000円で買えちゃう。興味が出たらニコ動で視聴するもよし、ネットで検索して自分なりに探すもよし。初めて聞くとけっこうビックリするんじゃないかなと思う。思ったより普通に聞こえるから。CDからお奨めする曲は"Last Night,Good Night" 壮大で綺麗で一言で言えば泣ける曲であります。