• PS3を導入してからCD・DVDの他にもBDを良く再生するようになりましたが、いかんせんAVアンプは3年前に購入したものでHDMI端子がついていなく、同様に液晶TVも32型なのにD4端子しかついていないのでフルHDとリニアPCM7.1chの再生、後は最大のメリットである市販DVDのアプコン再生が出来ずにいて、歯がゆい思いをしていました。そこで心機一転、冬のボーナスを見越してAVアンプはパイオニアのVSA-AX4AH、液晶TVはビクターのEXE LT-37LH805を購入しました。総額40万ぐらい。PS3とブルレイレコーダーをそれぞれAVアンプにHDMIケーブルで接続して、液晶TVにもHDMIケーブルで接続すればおしまい。音声と映像が一本のHDMIケーブルで送れるのでAVアンプの後ろはスッキリしました。
  • それで、BDはイノセンスを視聴してみました。あのDVDでは表現しきれない恐ろしく描き込まれた背景や舞い散る紙吹雪など破綻しがちな要因でもまったく破綻無く表示し、音はリニアPCM7.1ch再生のため、もの凄い臨場感で、今まで部屋のレイアウトの影響で今イチだった音の定位がしっかりして、音の上下左右の移動がもの凄く聞こえます。薬莢が飛び散った時の音が最高でした。DVDはハルヒを再生。OPの☆が飛び散る所を注意深く見てみましたが、これは元ソースのレートが低いせいでモスキートノイズはどうしても出てしまいますが、それにしても輪郭や目の光の透明感など感動するに値する映像でした。締めはBD版AIR、特典DISKの新規OPの空の青さを堪能してPS3での再生はチェック完了。
  • 次はPS3の本領、ゲームです。とはいえそんなに持っていないのでNINJA GAIDEN Σの体験版をDLし、友人にプレイして貰いました。タイミングにシビアなゲームではないらしく遅延を感じることなく、しかしXBOX版を遊んだことのある友人曰く、「綺麗だなー」とのこと。デモムービーをいくつかDLした中では、Call of Duty 4が素晴らしく、ムービーが流れた瞬間部屋中が戦場に早変わり。もの凄い臨場感でいきなり戦場に投げ込まれたような錯覚を感じ、友人と思わずうなってしまいました。これはゲーム買っちゃうかも知れません。
  • そんなわけで、結構時間をかけて視聴したり設定を弄ったりして、現在では満足のいく環境になったと思います。しかし影ながらの功労者は液晶TVのEXEだと思います。メーカーはマイナーなビクター。x.v.ColorはおろかDeep Colorにも対応してません。しかしながらジェネッサエンジンと最大の武器の残像軽減技術、、120Hz駆動があります。ジェネッサエンジンのお陰で黒はより黒らしく、単に真っ黒なのではなく、ちゃんと黒の濃淡が分かるように出力してくれます。TV単体のスピーカーもちゃんと高音も低音もでるので聞きやすく良い音がします。スペックには現れていませんが、これを選ぶ人は分かっている人だと思います。カタログに並ぶ用語の意味が分からず、実際に店頭で見ても良く分からないって言う人は、店員の言いなりでも仕方ないかと思いますが、そうじゃない方は是非選択の幅にビクターを入れてみては如何でしょう。シャープ・ソニー東芝以外でも最近はマイナーメーカーの三菱当たりも頑張っていると聞いています。