• もっと最初の、それこそ思いついた時からLogって置けば良かったと後の祭りだが、今思いついたのでちょこちょこ追記していこうと思う。
  • _01_2011.03.11::東日本大震災震度6弱。大棟が崩れ亙が落下し基礎のひび割れ、砂壁のひび割れ落下など、結果的に半壊判定。それ以外にも床板のきしみやたわみ、押し入れのカビ、各部建付の悪さ、生活スタイル変化による間取りの使いづらさなど、我慢の限界を超え、リフォームではなく、建て替えを決意。
  • _01_2012.06.24(1)::そういや余談ではあるが、新築のコンセプトとかこだわりとか書いてなかったので、今更書いてみる。正直な所、ハウスメーカーや建築設計事務所等にこだわりは無く、旧邸のような欠陥住宅を作られなければという感じでスタート。工法や外観、間取りなどもイメージがゼロ状態から。しかし、住宅展示場に出かけてみたり、何度か打ち合わせをしたり、間取りについて検索したり雑誌を見たりしていくうちに、1)土間を作る。 2)自室は12畳。 3)LDKはカウンター式。 ということが漠然と決まっていった。
  • _01_2012.06.24(2)::土間は当初、敷地の関係で離れを作るという案があり、その接続に渡り廊下もあった。その案が父親に却下され、新しい案を提案して貰った際に、自転車のメンテや置き場所という事がクローズアップされて、土間というアイデアが出された。その土間を中心に、結構珍しい左右シンメトリーの間取りが提案され、土間の上は南北から光が注ぐ吹き抜けとなった。その間取り案が採用になった。今回の新邸の一番の売りとなる重要施設であり、一番のこだわり所である。
  • _01_2012.06.24(3)::自室は12畳というのは、単なる個人的我が儘であり、オーディオビジュアル的なスペースと寝るスペースを分けたいと云うこともあって、広めを希望したが、上記のシンメトリーの間取り上、9畳+クローゼットという事で落ち着いている。
  • _01_2012.06.24(4)::LDKはカウンター式は、まぁ、炊事しているときもTVが見られれば良いなとか、旧邸ではまったくキッチンテーブルを使わなかったのでスペースを活用したいという理由で、しかし1点だけ、通常の食事を畳コーナーの小上がりで行う事を提案し、これが採用された。小上がりの下は収納スペースとなり有効活用が出来る。新邸では、収納スペースが少なめなのでこれは助かる。
  • _01_2012.06.24(5)::ともかく、自転車と暮らす、土間が中心にあるシンメトリーの家が新邸のコンセプトでそれ以外は重視していない。例えば高断熱高気密、エコ住宅、オール電化...etc...。これらはお願いしたこともないし、提案もない。むしろこれらは不必要と考えている部分もある。特に高断熱高気密は個人的印象からしてとてもいかがわしい概念であって、それを目的にすることはない。理由はいくつかあるが、昔の古民家を知っている人からすれば、あの無断熱無気密住宅で、100年近く経っていてまだ残っているのはなぜかと云うことに近い。夏は暑く、冬は寒い。空気は外から中へ、中から外へ動くのが普通だった頃、アレルギー症状やヒートショックで苦しんでいたという事象を知らない。なぜ今これらが問題になっているのか、こういう所からも理解していくのも面白いかもしれない。かなり脱線したが、これらのキーワードを否定するつもりは無く、単に軽視していると言うことだけである。むろん、結果的にはそれなりの断熱・気密を持つことになるし、エコで無いことに苦しみ、オール電化に憧れを持つかもしれない。しかしこれもまた自分のこの時点での選択の結果である。